2月  [寒]の雑学

                2月

                                             『寒』の雑学

おおさむ、こさむ、山から小僧が泣いてきた、寒いといって泣いてきた?
と言う、わらべ歌があります。
「おおさむこさむ」には大寒(だいかん)小寒(しょうかん)を
意味すると言う説が多いみたいです
「小僧が泣いてきた」は、小僧がやってきた、小僧が飛んできた、
と、言うバージョンもあるようで、小僧とは、北風や木枯らしの擬人化
とも言われています。  

おもしろくない芸を《寒い(さむい・さぶい)》といいますが
全く笑えず顔の表情が凍り付いてしまったり
しらけて、場の空気が冷ややかになる事から使われ始めた表現です。
ギャグを外したりする事を『すべる』といいますが
寒い・すべる・ などは『ダウンタウン』が発信源となったみたいです。

日本では冬の寒さを利用した食べ物が多くあります。
日本酒・味噌・しょう油・などの発酵食品は
『寒造り』『寒仕込み』と言って、寒い時期に仕込む事で
ゆっくり発酵させてうまみを引き出します
また寒の内に汲んだ水は古くから『寒の水』とよばれ
雑菌が少なく長期保存に適しています
産卵前の冬に旬を迎える『寒ブリ』『寒サバ』などは栄養たっぷりで
脂が乗っております
ほうれん草など収穫間近の葉物野菜を寒さにあてる『寒じめ野菜』は
葉が縮み上がりますが、甘みやビタミン類がアップします



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