2月
『寒』の雑学
おおさむ、こさむ、山から小僧が泣いてきた、寒いといって泣いてきた?
と言う、わらべ歌があります。
「おおさむこさむ」には大寒(だいかん)小寒(しょうかん)を
意味すると言う説が多いみたいです
「小僧が泣いてきた」は、小僧がやってきた、小僧が飛んできた、
と、言うバージョンもあるようで、小僧とは、北風や木枯らしの擬人化
とも言われています。
おもしろくない芸を《寒い(さむい・さぶい)》といいますが
全く笑えず顔の表情が凍り付いてしまったり
しらけて、場の空気が冷ややかになる事から使われ始めた表現です。
ギャグを外したりする事を『すべる』といいますが
寒い・すべる・ などは『ダウンタウン』が発信源となったみたいです。
日本では冬の寒さを利用した食べ物が多くあります。
日本酒・味噌・しょう油・などの発酵食品は
『寒造り』『寒仕込み』と言って、寒い時期に仕込む事で
ゆっくり発酵させてうまみを引き出します
また寒の内に汲んだ水は古くから『寒の水』とよばれ
雑菌が少なく長期保存に適しています
産卵前の冬に旬を迎える『寒ブリ』『寒サバ』などは栄養たっぷりで
脂が乗っております
ほうれん草など収穫間近の葉物野菜を寒さにあてる『寒じめ野菜』は
葉が縮み上がりますが、甘みやビタミン類がアップします
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1月 新年おめでとうございます 今年は少し雑学っぽくなりますが 書いていこうと思います 宜しくお願いいたします インフルエンザの雑学 インフルエンザと言う言葉は16世紀頃イタリアで 生まれたと言われています 当時は、感染症がウイルスによって拡大するという 考え方がなく、占星術師たちは、人々が次々に病気になるのは 冬の冷たい寒気や星の動きが影響しているのではないか、と 考えました。 そのため『影響=influenzaインフルエンツア』と言う イタリア語が、流行性感冒を総称する言葉になりました 18世紀頃に英国で流行性感冒が蔓延した際 インフルエンツアがインフルエンザとなり 世界的に広まっていきました 近年よくメディアで使われる『インフルエンサー』と言う言葉は influencer=影響者を意味する英語で、影響=influenzaインフルエンツア が語源となっているので、ルーツは同じみたいですね インフルエンサーとは、万単位のフォロワーを持つ カリスマ的なブロガーやユーチューバーなど SNSを通じて発信した情報が、世の中に大きな影響を与える 人を総称した言葉です。 いろんな企業でもインフルエンサーを 活用した宣伝活動や、インフルエンサーの採用枠を設けている 企業も増えています。 インフルエンサーから影響を受けるならインフルエンザの様な 悪いウイルスではなく、いい影響を受けたいですね
12月 膀胱
膀胱
腎臓から尿管によって送られてきた尿を、一時的に溜める
袋状の器官で、約500mlの容量をもち
骨盤腔内で恥骨結合の後ろにあります
女性に比べると男性が上の方にあります
男性は前立腺の上に、女性は子宮の下側にあります
働きは、尿を溜めておくことと、尿を体外に排泄する事です
通常は1時間あたり60mlの尿が腎臓から送られる
膀胱総容量の4/5程度蓄積されると大脳に信号が送られ
尿意を感じる。 排尿時は腹圧を加える事で膀胱の筋肉が働き
内圧がかかり排尿に至る。
11月 大腸
大腸
大腸は水分やミネラルを吸収し、便を作る働きをしています
食事をしてから便が排泄されるまでは通常24~72時間かかります
大腸は小腸より短いぶん太く、長さは1.5メートルほどで
盲腸・結腸・直腸に分けられます
・盲腸…小指くらいの大きさの虫垂という袋があります
盲腸は退化した器官で、特別な働きはしていません
・結腸…便を作る働きをしています。水分を吸収し、便を作るほか
ナトリウムなどの電解質を吸収しています
上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸の順に送られて
直腸へと行きます
・直腸…便を一時的に溜めておく働きをしています
直腸が便でいっぱいになると、排泄したくなり
腹部の筋肉などが収縮し、同時に肛門の筋肉が
開いて便が外に押し出されます
10月 胃
胃
胃は口から食道を通って入ってきた食物が蓄えられる袋の様な臓器です
空腹の時は細長くしぼんでいますが、満腹時には大きく膨らんで
食べ物や飲み物を1.5~2.5リットルも貯めこむ事が出来ます
そこで分泌された胃液と食べ物をよく混ぜて3~5時間かけて
ゆっくり消化させます。 胃液には食べ物を化学的に
細かくするために必要な消化酵素が含まれています。
タンパク質・糖質・乳脂肪・などそれぞれを分解する
様々な消化酵素があります。 また胃液に含まれる塩酸は
殺菌効果があり、バクテリアの侵入などを防いでいます
やがて、どろどろの粥状になった食べ物は十二指腸へと送られます
胃は傷つきやすい臓器でもあります
無理をせず下記の事にも気を付けて大事にいたわりましょう
・腹八分目を守る……食べ過ぎ飲み過ぎは胃への拷問です
・食事時間は規則正しく……毎日の快調なリズムが大切
・よくかむ事……咀嚼不十分の食物は胃の負担を倍増させます
・適度な運動……運動によって胃液の分泌などを活発にし
胃の消化機能を高めます
・充分な睡眠……睡眠不足は神経のバランスを崩し、胃の運動
や胃液分泌機能が低下します
・食事は就寝3時間前まで……就寝直前に食べ物を摂ると胃に
長時間滞留し胃もたれや膨満感
の原因となります
9月 小腸 小腸(空腸・回腸)は、胃や十二指腸で消化された食べ物を さらに分解し、栄養素を吸収する働きをしています 十二指腸も小腸の一部ですが、一般的に小腸とは 空腸と回腸の事を言います。 小腸はからだの中で最も長い 臓器と言われ、約6m程あります。 小腸の内壁はたくさんのヒダ状になっていて(輪状ヒダ) このヒダには突起があります(腸絨毛)ちょうじゅうもう。 これらの腸絨毛によって、表面積が大きくなり より多くの栄養素を吸収できます。 小腸では酵素をたくさんの含んだ小腸液が作られています。 この酵素は、胃から運ばれてくるドロドロの粥状になった 食べ物をほぼ完全に消化し、栄養素は腸に吸収されます 吸収された栄養素は血液によって肝臓に運ばれ 残りの ドロドロの粥状の物質は大腸へ運ばれます 小腸と大腸は回盲弁で分けられ、大腸から小腸に 物質が逆流しないように、開いたり閉じたりしています
8月
胆のう
胆のうは、肝臓で作られた胆汁を溜めておく働きをします
肝臓と十二指腸をつなぐ管の途中にあり
西洋梨の様な形をしています
長さは約10㎝幅は約4cm程度で約50mlの
胆汁を貯える事ができます
胆汁とは : 脂肪を消化するのに必要な液体で、肝臓で1日に1リット
ル 作られています。成分はビリルビン・コレステロール・
胆汁酸塩などですが、約90%は水分です
胆のうに溜められている間に水分が吸い取られ
約10倍位に濃縮されます
胆汁は、食事のあとに、胆のうから十二指腸へ送り出され
ます
食事で脂肪分の多い物を摂取した時、胆のうが収縮して
胆汁が十二指腸に放出され、脂肪の消化酵素である
リパーゼの働きを助けます
7月 腎臓
腎臓
腎臓の働きは血液をろ過し、尿をつくります
その他には、からだの中の水分や血圧などを調整したり
生きていくために必要なホルモンなどをつくります
場所は腰のくびれのやや上あたりに左右2つあり
膀胱とつながっています
血液をろ過し、老廃物などを取り除きます
再利用出来るものは血液と一緒にからだの中にもどし
からだに必要のない水分・塩分・老廃物などは
尿として、からだの外に出されます
ホルモンとしては骨髄で作られる赤血球をふやすホルモン
(エリスロポエチン)や血圧を上げるレニン、血圧を下げる
プロスタグランディンが作られて、血圧を調整しています
6月 肺
肺
肺は空気中の酸素をからだに取り入れ、いらなくなった
二酸化炭素を外に出す働きをしています。
鼻や口から吸いこんだ空気は喉頭を通り、気管に入ります
気管は左右の肺の中に入ると、2つに分かれて気管支となります
気管支はさらに細かく分かれて、その先には肺胞という
空気が入った小さな袋がたくさん付いています
肺胞は毛細血管が網目のようになっていて
全身をめぐった血液は、肺胞の袋に二酸化炭素をはき出します
同時に肺胞の中の酸素が血液の中に取り込まれます
肺胞は肺に約3億から6億個あると言われています
肺は自分の力で空気を吸い込んだり、吐いたりは出来ません
肋骨の間の筋肉と横隔膜の動きにより
空気を吸ったり吐いたりしています
息を吸う時 肋骨の間の筋肉が伸びると胸壁が広がり
肺も横に引っ張られてふくらみます
同時に横隔膜が縮んで下にさがるので肺は下に引っ張
られてふくらみます。ふくらんだ肺の中へ空気が入っ
ていきます
息を吐く時 肋骨の間の筋肉が縮み、胸壁を縮ませるため
肺も押されて縮みます。同時に横隔膜も
伸びて上にあがるので、肺も上に押し上げられて
小さくなります。肺が縮む事で肺の中の空気が
外へ押し出されます
通常、安静時に呼吸を一回すると、肺に吸い込まれる空気の量は
大人で400~500ml程度です(小さいペットボトル一本程)
子供は大人の約半分です
5月
脾臓
日頃あまり聞くことのない脾臓について簡単に説明します
場所は、ちょうど胃の後ろ側の位置にあります
主な働きは 1血液中の古くなった赤血球を壊す
2細菌やウイルスとたたかう抗体を作る
3酸素を含んだ血液を溜める です。
1 血液中の赤血球の寿命は約3か月で古くなると
酸素を運ぶ事が出来なくなります
マクロファジという細胞によって赤血球を壊し
鉄分を取り出し骨髄に送ります その他は
ビリルビンという物質に変えて肝臓→胆管→便の中へ排泄
2 脾臓の中にあるリンパ小節ではリンパ球が作られています
そのリンパ球と形質細胞によって、体内に入ってきた
細菌やウイルスとたたかう抗体を作り、抗体によって
病原菌や細菌はこわされます
3 運動をした時など、からだが酸素を必要とした時に
貯えておいた酸素を含んだ血液を
血液循環の中に送り出しています