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        7月  腎臓

 

          腎臓

 

腎臓の働きは血液をろ過し、尿をつくります

その他には、からだの中の水分や血圧などを調整したり

生きていくために必要なホルモンなどをつくります

 

場所は腰のくびれのやや上あたりに左右2つあり

膀胱とつながっています

 

血液をろ過し、老廃物などを取り除きます

再利用出来るものは血液と一緒にからだの中にもどし

からだに必要のない水分・塩分・老廃物などは

尿として、からだの外に出されます

 

ホルモンとしては骨髄で作られる赤血球をふやすホルモン

(エリスロポエチン)や血圧を上げるレニン、血圧を下げる

プロスタグランディンが作られて、血圧を調整しています

             6月  肺

 

 

               肺

 

肺は空気中の酸素をからだに取り入れ、いらなくなった

二酸化炭素を外に出す働きをしています。

鼻や口から吸いこんだ空気は喉頭を通り、気管に入ります

気管は左右の肺の中に入ると、2つに分かれて気管支となります

気管支はさらに細かく分かれて、その先には肺胞という

空気が入った小さな袋がたくさん付いています

肺胞は毛細血管が網目のようになっていて

全身をめぐった血液は、肺胞の袋に二酸化炭素をはき出します

同時に肺胞の中の酸素が血液の中に取り込まれます

肺胞は肺に約3億から6億個あると言われています

肺は自分の力で空気を吸い込んだり、吐いたりは出来ません

肋骨の間の筋肉と横隔膜の動きにより

空気を吸ったり吐いたりしています

 

息を吸う時  肋骨の間の筋肉が伸びると胸壁が広がり

       肺も横に引っ張られてふくらみます

       同時に横隔膜が縮んで下にさがるので肺は下に引っ張                

       られてふくらみます。ふくらんだ肺の中へ空気が入っ  

       ていきます

 

息を吐く時  肋骨の間の筋肉が縮み、胸壁を縮ませるため

       肺も押されて縮みます。同時に横隔膜も

       伸びて上にあがるので、肺も上に押し上げられて

       小さくなります。肺が縮む事で肺の中の空気が

       外へ押し出されます

 

通常、安静時に呼吸を一回すると、肺に吸い込まれる空気の量は

大人で400500ml程度です(小さいペットボトル一本程)

子供は大人の約半分です

             5月

 

             脾臓

 

日頃あまり聞くことのない脾臓について簡単に説明します 

    場所は、ちょうど胃の後ろ側の位置にあります 

主な働きは  1血液中の古くなった赤血球を壊す

       2細菌やウイルスとたたかう抗体を作る

       3酸素を含んだ血液を溜める  です。

 

1  血液中の赤血球の寿命は約3か月で古くなると

   酸素を運ぶ事が出来なくなります

   マクロファジという細胞によって赤血球を壊し

   鉄分を取り出し骨髄に送ります  その他は

   ビリルビンという物質に変えて肝臓→胆管→便の中へ排泄

 

2  脾臓の中にあるリンパ小節ではリンパ球が作られています

   そのリンパ球と形質細胞によって、体内に入ってきた

   細菌やウイルスとたたかう抗体を作り、抗体によって

   病原菌や細菌はこわされます

 

3  運動をした時など、からだが酸素を必要とした時に

   貯えておいた酸素を含んだ血液を

   血液循環の中に送り出しています

 

 

             4月

 

             心臓

 

心臓を説明するには、かなり細かい内容になり

言葉での表現が難しく図説にもなるため

極簡単にいたします

 

心臓は体全体に血液を送り出すためのポンプ役です

1分間に約70回、1日に10万回以上休むことなく

拍動を繰り返して、血液を全身に送り出します

大きさは握りこぶし程の大きさで、心筋という

筋肉でできていて、重さは200~300グラム程です

心臓は4つの部屋からできていて、この部屋が

リズミカルに拍動を繰り返す事によって

効果的に血液を送り出す事ができます

 

心肺蘇生法・AEDについて

PC・スマートフォンなどで検索すると

動画や図説がたくさんあります

緊急事態に遭遇した時に、適切な応急手当が

出来るように日頃から身に付けておくといいと思います

 

心肺蘇生法も内容が少し変わってきている箇所もあるので

5年に1度は講習を受けてみてはいかがでしょうか?

 

            3月

 

五臓六腑と言う言葉を聞いた事があると思いますが

五臓:肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓

六腑:胆のう・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(リンパ系)

の事を言います

今回より簡単にそれぞれを説明していきたいと思います

 

           肝臓

 

人体の右上腹部にあり、成人男子で1㎏~1.5㎏程の重さです

主に1代謝2解毒作用3胆汁の生成・分泌  の働きがあります

「沈黙の臓器」とも言われ。異常が現れても痛みなどの

症状があまりありません  そのため異常があっても気付きにくく

気付いた時には症状がかなり進んでいる事があるので

定期的な健康診断をする事が重要です 

 

1代謝

肝臓は胃や腸で分解された栄養を貯蔵します

そしてエネルギーなどを作り出します

暴飲暴食などにより必要以上のエネルギーを摂取すると

肝臓に脂肪が多く蓄積し肝機能低下の原因にもなるので

注意しましょう

2解毒作用

肝臓は日々摂取した物質や代謝の際に生じた

体に有害な物質を毒性の低い物質に変えて

尿などに排出するという解毒作用を持っています

必要以上の暴飲暴食によってこの解毒作用が追い付かず

肝機能低下になるので注意しましょう

3胆汁

胆汁は肝臓の中で常に分泌されている物質です

主に脂肪とタンパク質を分解しやすくする働きがあります

肝機能低下は脂肪・タンパク質の分解の妨げとなるので

注意しましょう

 

暴飲暴食は肝機能低下となりますので気を付けましょう

          冷え性対策

 

寒さが厳しくなってくる2月ですね

特に女性に多い冷え性の方にとっては

嫌な時期だと思われるます

少しですが、体を温める簡単な方法をご紹介します

 

先ずは腹巻きですね

お腹を温めた方が下痢だけではなく便秘にも

効果があります   胃腸の調子にも良く

下半身の血流にも効果があるので

膝から下のむくみにも良いです。

腹巻きのサイズですがゆったり目を選ばれた方が

良いでしょう。 普段の服のサイズの1サイズ上でも

いいと思います   それと伸縮性がある素材を選ぶ事も大切です

 

次はシーツです

毛布の使い方ですが、上に掛けるよりも

下に敷いた方が温かいですよ

下からの冷えが遮断され、自分の体温が毛布の中に

こもるのでとても温かいです。

 

後はカイロです

首の部分には、太くて大事な血管が通っているので

ネックウオーマーやマフラーの使用や

背中、特に左右の肩甲骨の間にカイロを貼る事をおすすめです

 

最後に入浴です

最近シャワーだけの方が増えている傾向ですが

湯船に入る事、それもゆず湯がとても効果がいいと思います

 

腹筋運動やスクワットなど、簡単な運動で

筋肉量を少しでも増やす事で基礎代謝を上げる事ができます

基礎代謝量が上がると、体温が上がり血流が良くなります

 

これらの方法で試していただく価値はあると思います

 

               1月

 

         1月に注意してほしい感染症

 

1 インフルエンザ

2 ノロウイルス感染症

3 溶連菌感染症

4 RSウイルス感染症

 

1 インフルエンザ

 

インフルエンザは1~4日の潜伏期間を経て

突然に発熱(38℃以上の高熱)、頭痛、倦怠感、関節痛などが

出現し、鼻水・咳などの呼吸器症状がこれに続きます

通常は1週間前後の経過で軽快しますが、「風邪」比べて

全身症状が強いのが特徴です

感染経路は主に、くしゃみ・咳など口から発する飛沫感染です

予防には予防接種を受ける事が有効です 受ける事で

発症率・重症化率の低減につながると言われています

飛沫感染対策としてマスクなど、また接触感染対策として

手洗いの徹底が重要であると考えられます。

 

2 ノロウイルス感染症

 

この感染症の主な症状は吐き気・嘔吐・下痢です

小児では嘔吐が多く、嘔吐・下痢は1日数回~10回以上の

時もあります。 感染してから発病までの潜伏期間は

1~2日です。 ノロウイルスにはワクチンもなく

子供や高齢者には簡単に感染して発病します

最も重要で効果的な予防法は「流水・石けんによる手洗い」です

  

3 溶連菌感染症

 

溶連菌感染症は子供がかかりやすく、発疹が出る感染症です

主な感染経路は発症者もしくは保菌者由来の飛沫による

飛沫感染と直接接触による接触感染です

ワクチンはまだ実用化されていません。

予防には手洗い・マスクなどが有効です

 

 

4 RSウイルス感染症

 

 

この感染症は病原体であるRSウイルスが伝播することによって

おこる呼吸器感染症です。 潜伏期間は2~8日、一般的には

4~6日で発症します。 多くの場合は軽い症状ですみますが

重い場合には咳がひどくなったり呼吸が苦しくなるなどの

症状が出る事があります。感染経路は飛沫感染・接触感染です

ワクチンはまだ実用化されていません

予防法は手洗い・マスクなどが有効です

 

 

以上、これらの流行する感染症にはこれと言う治療薬は

残念ながらありません。ですが毎年患者数は増加傾向です

ですから、マスク・手洗いの徹底が重要です

 

自分の身体は自己管理をきっちりとして頂きたく思います

 

 

             12月

 

                          季節性情動障害(冬うつ)

 

最近、雑誌やウエブサイトなどで『冬うつ』と言う言葉を目にする

事が増えたと思いませんか ?       これは医学的には季節性感情障害

呼ばれている、うつ病のサブタイプの一つだそうです

秋から冬にかけて抑うつが始まり、春や夏になると治まると言う

特有のサイクルを繰り返します

症状としては、ほぼうつ病と同じで

・気分が落ち込む(特に午前中)

・気力や集中力が落ちる

・イライラや不安感がひどくなる

・物事を楽しめなくなる

などの症状が出ます。     食欲や睡眠に関しては、炭水化物や甘い物が異様に欲しくなったり、いくら寝ても眠く、過眠傾向になるといった症状が出やすいとされています

 

冬うつの発症には冬場の日照時間の減少が大きく関係していると考えられているそうです。   日照時間が減り脳内のセロトニンの分泌が減ることで、気分の低下が起こったり、睡眠をつかさどるメラトニンの分泌がアンバランスになったりする事が原因と考えられていますがまだ解明されていない部分も多い病気との事だそうです。

予防としては、・睡眠負債をためない事

                         ・バランスのとれた食事を実践する事

                         ・出来るだけ体力回復日を設ける事

                         ・日光浴をこまめに行う事

 

《とにかく疲れをためない》 という自覚と工夫が必要で

     冬場は普段より《ゆったり目の活動》に心掛けて

忙しくなる年末・年始を元気で楽しく過ごせる様に願っております。

 

              11月

             冬場と運動

 

健康のために適度の運動を続けたいところですが

冬は寒さから外出が減り運動不足になりがちです。

また、冬場は運動でケガをしやすい季節とも言われています

冬の運動ではどの様な事に気を付ければいいのか、について

少し書きたいと思います。

 

        冬場に何故、運動をするのか?

 

忘年会や新年会、秋から出荷される豊富な食材などで

食事の摂取カロリーが高まるのに対し

寒さのために運動不足になり家の中にこもりがちになります

しかし最近の研究発表では、安静時間が長いと心筋梗塞を起こしたり

糖尿病の悪化につながったり 高齢者の方の認知症にかかる可能性が

高くなる。  と言う事がわかってきました。

だから冬場でも、ある程度の運動をする事で

これらの生活習慣病に、なりにくい体作りに気を付けましょう。

 

       その運動の際の注意点と予防策について

 

寒い日、屋外で急に運動をすると、室内との急激な温度差によって

血管が収縮し、交感神経も緊張・収縮してきます。

すると血圧も上昇し、心筋梗塞や脳卒中などを招く可能性があります。

また、寒いと筋肉も硬くなり、急に走ったりすると肉離れになる

可能性も高くなります   冬場のケガや心筋梗塞が多いのは

筋肉や血管の収縮に原因があったから…  と、考えられますね

 

予防するには、極端な温度差をなくす事

       ウォーミングアップを少しでもする(屈伸だけでも)

       防寒グッズの使用(手袋・ネックウォーマー・カイロ)

 

以上の事に気を付けて健康的な冬を過ごしてみてはいかがでしょうか!

         秋の花粉症対策

 

花粉症は、スギ花粉などの印象から春に流行するイメージが

強い人も多いと思います。  しかし春に限らず一年を通して

飛散している花粉で苦しむ人もいます。

秋の花粉症を知らない人もいますので、秋の花粉症をご紹介します。

 

これは8月から10月にかけて、主にブタクサやヨモギ、カナムグラ

などの花粉によって引き起こされます。  特にブタクサ以上に

抗原性が強く、飛散量も多いヨモギは要注意です。

これらの植物は市街地の広い範囲に多く分布しているため

普段の何気ない通勤や散歩、ジョギングの時などに

吸い込んでしまう可能性が高いのです  例年のピークは

9月ですが雨などの影響で10月にずれ込む事もあります。

症状は鼻水や微熱など風邪の症状と似ているため

風邪と勘違いして花粉症だという自覚のない人もいるようです

この時期に次の症状が続いた場合は花粉症を疑った方が良いと思います

 

・透明で粘度の低い鼻水が出る

・鼻水やくしゃみが一週間以上続く

・目や鼻がかゆい

・くしゃみが止まらない

・晴れた日、特に症状が出やすい

・微熱がある

 

秋に飛散する花粉は粒子が小さく気管に入りやすいため

症状がひどい場合、ぜんそくの様な症状になる事もあるようです

 

           対策

 

・マスクの着用(マスクの内側にガーゼを当てる事でさらに効果〇)

・うがい・手洗い・洗顔

・外出先から帰った時は上着などを、よくはたく

 

これらの対策をとる事で予防につながるので、おすすめします。